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2016.04.24

研ぐそして続ける

庭から前の道に下がる土手の草を刈る。草は一冬を越えこれから繁茂しようとしている。今刈っておけば後の手入れが楽になる。刈払機もあるが気分転換に短時間というときには鎌の方が手軽にできる。それに鎌で草を刈っていくのには一種の快感がある。

ただしそれは鎌が切れてのこと。根に近いところを刈っていれば、土や小砂利で刃がじきに切れなくなる。こまめに研ぐ。切れなくなっているのはどの部分であるかを見極めつつも、そこだけに集中せず全体のカーブを崩さないように研いでいく。返りが少し出るのを確認して裏からその返りを取る。触れればざくりと切れる状態を保つために、刈っている間も何度も研ぐ。それにより作業が楽になるし何より面白くなる。

草を刈りながら考えた。簡単な道具は大きな機械のようにどっこいしょという手間がない。それに仕事の細部に目が届く。やることの規模にもよるが、手入れの行き届いた道具をこつこつと使う方が仕事が早くきれいにできる場合が多いのではないか。

仕事が苦痛から喜びになり誇りになるのは、このような積み重ねではないかしらん。

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